energy note

色々と勉強中なので備忘録として。

定電流回路の組み上げ

ある電源から引き出す電流を制御できないかなーと思って構成を考えていたところ、電子負荷があるなと。
一応、これまで電子負荷は作ってみたことはありました。
energy-note.hatenablog.com
µA、数mAオーダーに軸を置いた電子負荷です。
しかし数Aオーダーを常に流す仕様になっていないし、普通の電子負荷装置も持っていないのでとりあえず作ることにしました。
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大体このような回路構成にしました。現時点ではそれほど精度は求めていないので、LM358など手に入りやすい部品で構成して抵抗もカーボンにしてたくさんもっているセラミックコンデンサを使用しています。
大体値は決まっていますが、用途に応じて試験しながら部品の値は決めていきたいので図には記載していません。
発振防止用のコンデンサの部分とかちょっと適当感ありますが、一応発振しないで動いているので・・・よし。
今回、入力電圧の範囲を3V~50Vほどにしたいと思って、幅広い入力に対応する基準電圧の生成が課題に。当初はTL431で実験してましたが、高電圧時に直列に入れる抵抗が発熱するし、3端子レギュレータだと入力電圧が足りないし発熱すごそうということで実験した結果、仕様に合わないと判断し、入力範囲の広い小型のDCDCコンバータを使いました。(もしやシャントレギュレータ+定電流ダイオードでいけた・・・?)
将来的にマイコンを内蔵できれば面白そうとも思っているので、電源にもなるので好都合かとも思っています。
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構成はこのような形です。放熱版が小さすぎる気がしますが、これから実用してみて対応進めていきます。
MOSFETも様子見ながら大型にしたりしたいのでちょっと適当みある配置に。
外から制御電圧を入れられる端子と固定値出力用の外付け抵抗用の端子を6Pのやつでまとめました。これからラベルとか貼って使い勝手をよくしていきます。
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大型LEDでの試験の様子です。600mA程度まで流しましたが特に発振も発熱もなく正常稼働しているのでいいでしょう。(LEDの光が強すぎて写真が撮れなかった)低電流の時にたまに発振するのでさらにコンデンサを追加するか、値を変えるか実験ですね・・・
これで色々と実験したいと企んでいるので、また面白そうな結果がでたらまとめたいと思います。
あとは、自作で水耕栽培用のLEDライトを今後作れたら面白いなぁと考えていて、その時までにCC機能付き直流安定化電源があれば便利ですが、これ使えば一応電源があれば解決できそうです。