energy note

色々と勉強中なので備忘録として。

RD6012Pシリーズの制御ソフトについて

energy-note.hatenablog.com
以前、直流安定化電源RDシリーズのRD6012Pを購入したーという記事を書きましたが、見立ての通り使い勝手がよく、性能面でも現時点では全く文句はありません。
末尾にPが付いている機種は1mV単位で調整できるので、ADコンバータを使って電流計とか電圧計を作ったときなんかは調整や試験に非常に役立ちました。
そんな中、段階的に指定した値での出力電圧が欲しい機会があって久しぶりに制御ソフトを立ち上げると

V1.0.0.10に変わり新しいバージョンV1.0.0.15がありますよ、と。
んでダウンロードしてみてRD6012Pと接続するとこれ。

対応していないとのことで・・・まさかの新しいバージョンからPは対応していないとでも!?
よくわからなかったのでセラーに確認したところ、ウィンドウ右上の歯車マークから「RD」を選択したらいけるよ、とのことでやってみたら動きました!

相変わらずこのセラーの対応は良い気がします。
RD15030Pとか150V30A6桁制御とか出したら即買うので出してくれー!!w



この問題を検索していると見つけたのがこちら
github.com
おおぅ。pythonで制御させてくれるみたいで。
これはもっと遊べそうな気がしてきました・・・ちょっとしたSMU的な使い方だったり、作った測定器の自動校正みたいなことも出来そう。
何にせよセラーの対応もいいし、値段の割に面白い製品です。

久々にAliexpressでセラーのページを開いたので関連商品を眺めてると

パソコンから制御出来て120V10Aの電源が4万円しない値段で買えるとのこと・・・
まじか・・・怖いけど欲しいけどいらん・・・
中華系は安全面が特に怖い・・・

最近はAliexpressの測定器とか電源系の魅力的な製品がありすぎて困っているところ。ESP32関連の商品も増えててそろそろ積み基板も生成しなければいけないな。
自前のラボを持ったら中華製製品まみれになるのもちょっとだけ面白そうw
(前回はドル円が130円台突破!とか書いてました。今度は150円台に行ってしまいそうで怖いというか、Aliexpressで買い物しづらくなるじゃないか)

迷惑メールが急増。その要因・・・?

※この記事は特定の会社を非難するものでもなく、因果関係を結論付ける検証でもありません。あくまでこのような事例がありましたよ、程度のご理解でお願いします。
何だかんだまだ迷惑メールの集計は続けていますが、最近迷惑メールが急増していたのですが興味深いことがあったので久々に更新します。
energy-note.hatenablog.com
前回のまとめ記事から半年以上が経過しています。
nlab.itmedia.co.jp
つまらんメールはもういらんからこんな面白い迷惑メール来てくれ!もうモチベーションはゼロよ!
生活が忙しくなったのもありますが、何せ受信状況に改善が見られないのでいちいち迷惑メール相談センターに報告している意味が無いと思い始めているのでモチベーションが維持できません。
それはさておき、最近迷惑メールが急増しています。




赤い線は移動平均。最近はこれまでの倍以上の件数受信しています。なんでしょうかこれは。
最近特に新しいサービスに登録した覚えもないし、何か大きな動きを取った覚えもない・・・

・・・あ。
ちょっと前に電子工作界隈の皆様ならご存じの部品ショップから「メールアドレス流出に関するお詫び」の連絡メールが来ていたな・・・
そのショップのHPによると2023年4月7日に不正アクセスがあったと。その連絡メールが後日来ていてHPでのリリースが出ていました。

緑色の線が4月7日でそこからのグラフです。
んー。完全に日にちが一致しているわけではありませんが、流出の後から増えているように見えます。
でも、受信しているメールは恐らくこれまで受信しているやつと同じ業者っぽい内容なんですよね。メールアドレスが流出したくらいで同じ業者からの頻度が増えるもんでしょうか?
(「このアドレスは使われているんだな!よし!送れ!送れ!!」なら意味が分かりますが)
一部新しい?業者のメールも増えているっぽい感じはしますが、この辺どう判別するかが難しいですね。URLからはもっと難しいでしょうし。
同じAmaz○nのメールでも少し文体が違うメールもありますし、このへんChatGPTに聞いてみたのですが・・・

文章は全然違うのですがカスタマーセンターからの文体のメールなので同じとは判別したのでしょう。

コロナ対策が~っていうメールとCSで成人向け映画が無料で見れるよ~っていうメールを突っ込んでみたのですが、メールが短いのと特徴的な単語のみを抽出しているようで、あまり参考になりそうにありませんでした。
何の役にも立たないメールなんだからせめてネタくらいにはなってほしいものです。
この辺をネタに使えるくらいにこちら側もレベルアップしないといけないということですかね。
前回の記事の後わかりやすい統計みたいな本買ったけど全然触ってねぇな・・・
ちなみにTwitterで検索してみたら割と流出後から迷惑メールが増えた~的なツイートを見かけました。まる。

後はいつもの集計です。
2020年11月11日から集計を始めて2023年5月4日まで904日間で5079通まとめていることになります。我ながらアホだ。

時間別ではやはり夜中に集中しています。これだけまとまった差が出てくるとやはり業者は夜中に狙って?送っていると言っていいでしょうか。

曜日ごとではあまり大きな差はありませんが、月曜日と水曜日が1割程度多い印象です。何か意味があるのでしょうか。
項目別の時間別の集計もしてみましたが、何か機械的に送っているのであれば狙いがあってタイミングを見計らっている可能性は低い?と思ったのでちょっとこれは調べてみたいと思います。
あとこれだけ件数が増えてくるとフィルターをすり抜けてくるやつがいます。
最近Aliexpressで注文するときにカード会社の設定の影響で決済が弾かれてしまったこともあり、決済系のメールが来ているとドキッとしたものです。
こういうタイミングの悪いやつの何%かでも取れれば儲けもんなんでしょうね・・・

迷惑メールについてはもう諦めようと思っていた矢先にこんなことに気づいてしまったもので思わずまとめてみました。
今のところメールアドレス流出事件の実害は実感しておりませんが、もしこれが流出事件と関連があるのであれば少し興味深い事案だと思います。
このような事案は気を付けようが無いですが、怪しげなサービスに登録する時は迷惑メール受信し放題になってもいい、かつ迷惑メール報告して改善されなくても全然OK☆(ゝω・)vのような捨てアドみたいなものを利用することを心がけたいと思います。

いずれにしても、秋茄子の美味しさが伝わる見事な言葉ですね。

E220-900T22S(JP)で遊んでみる

IoT的な電子工作して遊びたいのですが、その中でもネットにつなぐほどでもなかったりするアイディアもあったりします。
以前からLoRaの通信モジュール自体は販売されていたのですが、対のモジュールで2万円近くして、この手の部品ではなかなか高額な部類。
akizukidenshi.com
それが今では対で4000円ほどで買えるまでになっています!これで数kmもの距離を通信できるとか超胸熱ですよね!
モジュールの仕様などはHPから手に入りますしデータシートなども普通に落ちてます。
通信用のプログラムもアップされています。(E220-900T22S(JP)用ではなさそうですが使えた)
github.com
GPUの通信モジュールがあれば、住居からどのくらいまで飛ぶかなーみたいなことをやりたかったのですが、手持ちがないので受信したら受信できたぞ、と送り返すプログラムを作り、部屋に1台置いておいて、1台を持ち出してどのくらい通信できるか遊んでみました。



ネットにサンプルがあまり無いので、さきほどのGitHubのライブラリを使ったコードを載せておきます。
私はESP32で通信させましたので、以下の設定でしました。

LoRa_E220 e220ttl(&Serial2, 33, 25, 26); //  RX AUX M0 M1

TX2、RX2に接続し、AUXとM0、M1は任意のIOに接続して設定します。

次にvoid setup()内でパラメータの設定をします。(examples内の01_setConfiguration.ino参照)

//以下はvoid setup()内に置く
	configuration.ADDL = 0x00;  // First part of address
	configuration.ADDH = 0x00; // Second part

	configuration.CHAN = 0; // Communication channel

	configuration.SPED.uartBaudRate = UART_BPS_9600; // Serial baud rate
	configuration.SPED.airDataRate = AIR_DATA_RATE_010_24; // Air baud rate
	configuration.SPED.uartParity = MODE_00_8N1; // Parity bit

	configuration.OPTION.subPacketSetting = SPS_200_00; // Packet size
	configuration.OPTION.RSSIAmbientNoise = RSSI_AMBIENT_NOISE_DISABLED; // Need to send special command
	configuration.OPTION.transmissionPower = POWER_13; // Device power

	configuration.TRANSMISSION_MODE.enableRSSI = RSSI_DISABLED; // Enable RSSI info
	configuration.TRANSMISSION_MODE.fixedTransmission = FT_TRANSPARENT_TRANSMISSION; // Enable repeater mode
	configuration.TRANSMISSION_MODE.enableLBT = LBT_DISABLED; // Check interference
	configuration.TRANSMISSION_MODE.WORPeriod = WOR_2000_011; // WOR timing

前後のコードはサンプルを確認してください。上記はデフォルトで1対1で通信する設定です。
サンプルの中で書き換えなければいけない部分が

configuration.OPTION.transmissionPower = POWER_22;

の部分で、E220-900T22S(JP)だと22dBmに対応していないようなのでPOWER_13(13dBm)に変更します。
アドレスとかチャンネルは任意に変えました。

送信機はテストメッセージを送信して、受信機に送り、受信機側で受信出来たら受信出来たよ、と送信機に対してメッセージを送る形にしています。
<送信機>
ボタンON待機→メッセージ送信→受信待機→受信したら受信したことを表示
<受信機>
受信待機→受信した→受信した旨を送信機に対して送信→受信待機

以下は送信機用のコードです。(送信用コードはexamples内の02_sendTransparentTransmission.ino参照)

#define send_button_pin 27     //送信ボタンの入力ピン
int button_no = 0;

void IRAM_ATTR sendbtn() { //sendボタン
  delayMicroseconds(250);  //チャタリング防止
  if ((digitalRead(send_button_pin) == LOW) and (button_no == 0)){
    button_no = 1;
  }
}

//これはvoid setup() 内に置く
  attachInterrupt(send_button_pin, sendbtn, FALLING);  //sendボタンの割り込み

//これはvoid loop()内に置く
//受信待機
  if (e220ttl.available()>1) {
	  Serial.println("Message received!");

	  // read the String message
#ifdef ENABLE_RSSI
	ResponseContainer rc = e220ttl.receiveMessageRSSI();
#else
	ResponseContainer rc = e220ttl.receiveMessage();
#endif
	// Is something goes wrong print error
	if (rc.status.code!=1){
		Serial.println(rc.status.getResponseDescription());
	}else{
		// Print the data received
		Serial.println(rc.status.getResponseDescription());
		Serial.println(rc.data);
#ifdef ENABLE_RSSI
		Serial.print("RSSI: "); Serial.println(rc.rssi, DEC);
#endif
	}
  }
//メッセージ送信
  if(button_no == 1){

    // Send message
    ResponseStatus rs = e220ttl.sendMessage("test message");
    // Check If there is some problem of succesfully send
    Serial.println(rs.getResponseDescription());

    e220ttl.begin();
    button_no = 0;
  }

受信待機のコードは07_receiveMessages.inoから丸コピです。
ボタン回路の構成は押しボタンスイッチをプルアップしておいてONになるとGNDに落ちる(LOW)ようにしています。
その際割り込みでbutton_no = 1になるとloop内で送信用のコードが動くようになっています。
送信用コードの最後にe220ttl.begin();を付けないと数回動作を繰り返すと送受信出来なくなるので解決策として正しいかまだわかっていませんが挿入しています。(送信専用機、受信専用機、みたいな使い方だと入れなくても何の問題もなく動きます)

次に受信機側です。

    if (e220ttl.available()>1) {
      digitalWrite(ledPin, HIGH);
      Serial.println("Message received!");
      // read the String message
    ResponseContainer rc = e220ttl.receiveMessageRSSI();

    // Is something goes wrong print error
    if (rc.status.code!=1){
      Serial.println(rc.status.getResponseDescription());
    }else{
      // Print the data received
      Serial.println(rc.status.getResponseDescription());
      Serial.println(rc.data);
      Serial.print("RSSI: "); Serial.println(rc.rssi, DEC);
    }

    delay(500);
    e220ttl.begin();
    
    Serial.print("send message");
    // Send message
    ResponseStatus rs = e220ttl.sendMessage("OK!");
    // Check If there is some problem of succesfully send
    Serial.println(rs.getResponseDescription());

    digitalWrite(ledPin, LOW);

    }

ちょっとexamplesのコードを簡略化しました。(RSSIは有効になっている前提です)
受信したことをledpin(ESP32のモジュールではGPIOの2番)に出力して基板上の青色LEDを光らせました。
一応送信機側の体制を整えることも必要かとdelay(500);を入れました。その後に例のe220ttl.begin();。
受信してすぐに送信機側に受信したことを知らせるメッセージを送り、また待機に入ります。

上記コードでとりあえずモジュールで送受信の確認ができました。何か参考になれば幸いです。
これで割と長距離の通信ができることがわかったのでセンサーか電力監視か何かに使えれば面白そうだなーと思っています。

人工太陽計画

「この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。」そうですか。

水耕栽培はぼちぼち経験を積んでいて、まぁ出荷できないにしても一応形にはなりつつあります。
しかし、普通にプランターなどで植物を育てていきたいのですが、うちのベランダが全然太陽が当たらず。
そのうえ西日しか取れないという立地条件でして、ほとんど植物が育ちません。(散水を忘れることも含む)
レタスも10cm満たないままで枯れてしまいます。

そこで「無ければ作れば良い精神」発動で今回は太陽を作っていきたいと思います。

人工太陽」とぐぐるとなんか怪しい記事ばかり出てきますが、残念ながらチャンバー内で核融合させるとかそんな面白そうなことはできず、超単純機構でベランダで植物を育てたいという欲求を満たすだけの工作をします。



まず、ZECネタで使おうとしていたベランダ太陽光発電設備です。

早くMPPT付きコンバータを自作してしまって電気代0円だぜー!ヒャッハー!したいのですが、全然目途がたたないのと、影のかかる太陽電池の活用方法を模索していたので丁度いい感じです。
写真の通り、影がかかるのと設置場所的に非常に日当たりが厳しいです(洗濯物を干さないといけないので隅に追いやられ、工夫しないと使えません)
まずどのくらい電力が取れるか太陽電池のIV特性を測定してみました。

負荷電流[A] 太陽電池電圧[V] 出力電力[W]
0.00 21.70 0.00
0.05 21.55 1.08
0.10 21.45 2.15
0.15 21.35 3.20
0.20 21.19 4.24
0.25 21.03 5.26
0.30 20.77 6.23
0.35 20.45 7.16
0.40 17.51 7.00
0.45 12.61 5.67
0.50 12.15 6.08


ベランダでの出力特性はこのようになっています。予想以上に厳しい環境でした。
(今回はコンバータの動作を確認したかったので電流を横軸に取っています)
曇り状態で測定しましたが、100W定格の太陽電池に対して10Wも満たないのは非常に厳しい・・・
いい知見が得られたのではないでしょうか・・・

MPPT機能をしてもそのくらいの電力しか取れないのは非常に厳しい。蓄電も考えましたが、次回検討とします。

電流を引くと電圧が低下してしまいますので、昇圧コンバータを間に挟む回路構成にしました。

太陽電池 → 昇圧DCDCコンバータ → LED

MPPT機能がないので電流引いて電圧が下がるとそもそもコンバータの最低入力電圧付近で不安定になるだけなんですが。

一応このくらいのライトだと十分に点灯します。(育ててたサツマイモは水をやりわすれて元気が無いw)
あとは、強いLEDで上から照らすか、写真のように近くで照らすか、どうするかです。
イメージはamazonとかで売ってる卓上の観葉植物用ライトのでかいバージョン。
流石に水耕栽培用のあの怪しい色のLEDをベランダで光らせてたら通報されかねないので白色only
あとはコンバータを何か防水ケースに入れて実験してみたいと思います。ちゃんと育ったぞ!って言えるくらいの実験結果がだせるまでは結構時間かかりそうだなぁ
水耕栽培で使っていたLEDライトなので大丈夫だろう。だろう。

電源周りの雑ネタ

中華スイッチング電源に関する記事をいくつか書いてきましたが、
energy-note.hatenablog.com
こちらの記事に関する内容と
energy-note.hatenablog.com
こちらの記事に関連するような内容をまとめます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

〇スイッチング電源の電圧の変動について
マルチ出力スイッチング電源に関するネタは、水耕栽培システムの電源として利用しているなかで発見されました。

色々とシステムを拡張していくなかで、ファンだったりLEDの数だったりが増えていきました。
そこでLEDがちらつくことが出てきて原因をさぐってみると、マルチ出力スイッチング電源っぽいことがわかってきました。
前回記事にもまとめた通り、激安品なので出力電流に応じて各出力電圧が変化(上昇)するという面白い商品でした。
今回、ちらついていたのはRaspberry piの電源を投入すると現象が起こることを確認したので、5V出力側が要因となって24VLED側電源の電圧がふらついていたわけです。

左軸:電圧[V] 右軸:電流[A]
こんな感じでラズパイをONにするとふらつき始めました。
ラズパイ側で電流を引く(電圧が下がる)と24VLED電源側の電圧が上がる傾向にあります。
単純にラズパイへ流れる電流が上下するタイミングでちらついているようなので1000µFの電解コンデンサを接続して挙動を見てみました。


左軸:電圧[V] 右軸:電流[A]
グラフはあまり改善が見られませんが・・・(測定点を瞬時値ではなく平均で取ったから?)
一応、見た目ではちらつきが軽減されているようなので良い??
まぁ、総括するとLED電源側に抵抗ではなく定電流制御回路入れろ、って話なんですけども。(やっぱりめんどくさがってはダメ)
やはり大きくなっていくシステムには高信頼のマルチ出力スイッチング電源にするか、激安品を使うなら各回路に電源引くしかなさそうですね・・・



〇電子負荷装置DL24の機能?について
前回の記事にも色々書きましたが、今回実際にバッテリーや電源を接続して色々と実験していたところ、期待外れな部分が確認されました。
まずは記録値です。PC用ソフトで、ソフト起動時からの各種値がエクスポートできるわけですが、その値がなんとも残念。

①温度の記録値が無い
②電圧の記録値が小数点以下第1位まで
③動作時の不安定さが可視化された
まず温度です。電子負荷装置基板上のMOS-FETの温度は特に記録しても必要性は感じないと思うんですが(ファン試験機としてなら有用かw)特に記録する必要性は感じていないのでいいですが外付けの温度計ですね。
バッテリーに付けたり他の観測地点の温度とかを見るのに使っていて、そもそもせっかく測定しているのにそれを記録しないとは何事!?
めちゃくちゃもったいないなと思った次第です。
次に電圧の記録値ですね。小数点以下第1位までしか記録されていません。画面上は小数点以下第3位まで表示されているのになぜ?
最後に不安定さが可視化されました。
これまではただバッテリーの放電を見たり、電源装置の負荷として使っていただけなので、不安定だなーくらいでしかみていませんでしたが、結構上下しているようです。
CPモード、30W設定時のグラフです。

結構上下している様子です。そして30Wまで到達していません。
その次に気になるのはこのグラフ。

周期的に変化しているグラフが取れました。最近の介入するかしないかの時のドル円のチャートではなくCPモード50W設定時のグラフです。
元々バッテリー試験機?みたいな触れ込みでしたから、性能としてはこんなもんなんでしょうか・・・?
(DL24からの値なので測定値がぶれていた、という可能性も一応捨てきれません)


激安品の高性能さを改めて実感しました。その辺承知で使う分には非常に面白い市場なんですけどね。

迷惑メールを集計してみるか③

energy-note.hatenablog.com
前回から引き続き・・・迷惑メール(SPAMメール)の記事をまとめ初めて早1年が経過してしまいました・・・
受信したメールは646日間で3379通となっており、非常にうざいです。陰で儲けていると思うとさらにうざいです。
この3379通すべて情報提供しているのですが、おそらく同じ業者からと見られるメールもずっと止まりません。

出所:一般財団法人日本データ通信協会
1か月に1000件以上も情報提供受けているのに処分している業者が2018年からいない・・・
情報提供したところで意味を成していない気しかしないのでもう情報提供を辞めようかとも思ったり。
迷惑メール本体や集計データの面白い活用方法があればいいのですが・・・
www.bengo4.com
ちょっと古いですが、このような記事もあるくらいなので、法改正でも無い限り業者は送り放題ということですかね。




と文句をタラタラと書きましたが、何か最近メール数が減ってきているんです。赤線が移動平均線です。
ここ数ヶ月上昇傾向にありましたが、急激に減り始めました。精神衛生的にはいい傾向にありますw

特に理由はわかりませんが、Amaz○nを装ったメールが減っている感じで、今回の減少の要因っぽいです。

時間帯別の受信数では多少ならされてはいるものの、深夜帯に集中している傾向にあります。曜日別は月曜日と水曜日に他の曜日に比べて1割ほど多い数値になっていて、土曜日が少ないですね。
もう意味のあるデータかすらわかりません。
メールの内容は相変わらずでAmaz○n関連だったりクレジットカード関連だったり直にビビらせるタイプが多い傾向。
あとはコンプレックス広告と呼ばれる類だとか、お前の動画ばら撒くぞとか、税金の取り立てとか、結構ドキッとしたり微妙な部分を刺激してくるメールは割と酷いもんで、非常に不愉快になります。
主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」くらいの面白いメールがはもう現れないのでしょうか?w今受信している迷惑メールは何も面白くもない内容なのでちょっとは期待したいところ。
少し前には例のお金を配っていた大金持ちの方関係を匂わせたメールが来ました。この辺はトレンドを見ているのでしょうか?情弱のカモリストとか騒がれてましたけど、こういうところでも使われてしまうのかとちょっと悲しいですね。
一部メールでは企業ロゴとか普通に使っているし、お金を配っていた方の匂わせとかも含めてこの辺は一線を越えていないんですかね?知らんけど。
www3.nhk.or.jp
news.yahoo.co.jp
海外サーバーのサイトや、海外経由とか色々難しいのかもしれませんが、こんなになっているのであればガシガシ摘発していったらいいのでは?と単純に考えてしまうのです。

電子負荷装置DL24の動作が不安定?な件について

ちょっと前にAliexpressでDL24というゲーミングな電子負荷装置を購入しました。
DIY リチウム電池充電テスター,1000W,2.4 "USB,電子容量モニター,放電,電源,PCBボード|バッテリーテスター| - AliExpress
(購入した時とバージョンが変わっているようです)

載ってるチップの刻印が削られているところを見ると何かこう感慨深いものがあります。

Bluetoothモジュールのチップの刻印も削られているので技適なんぞ気にしていない感じしかしないので、モジュールへの電源供給っぽいパターンをカットしてあります。
ファンは昔のCPUファンが転がっていたのでファン無しの安いバージョンのやつを購入しましたが、この電子負荷装置、色々と賑わっているようでして。
pc.watch.impress.co.jp
確かファン無しで3000円くらいだったかと思うのでそれなりの性能が出てくれれば、という超安易な考えで購入しました。

普通に単純な電源をつないでCCモードもしくはCRモードで使う分には特に普通の挙動をしている感じではありました。
しかし、不安定もしくは動作不能になる状況がいくつか見られたので確認された症状をリストアップしてみます。



1.小電流は苦手?
電流の検出の問題なのか、オペアンプMOSFETの制御の部分なのか、CC・CP・CR各モードで、低い電流値だと数値が安定しません。
電流計を接続して流れを見ても数値が上下するため、計測部分の不具合や不調ではなさそうです。
「困ったときの0.1µF」を電流検出用抵抗の両端に接続してみましたがだめでした。のちに記載するページの回路図みたらオペアンプの入力部にコンデンサが接続されていました。

2.変動電源だと追従するのが苦手?
MPPT制御を積んだDCDCコンバータを作って遊んでいたのですが、短時間に出力を変動させるとオープン状態?になるようです。
上下する電流値に対して、時折0Aまで下がってしまったりするため、DCDCコンバータ出力が軽負荷になって出力電圧が上昇してしまったりします。
追従できていないのか単に不安定なのか、制御がうまくいっていないのかはわかりませんが、出力電圧が上昇するので今度はDL24入力電圧の上限値にひっかかったりなどさんざんです。

3.設定値に満たない場合超不安定になる
例えば、直流安定化電源などで出力電流を0.5Aに設定してDL24をCCモード0.49Aで動作させると安定しますが、0.5Aを超える値を設定した途端激しく0.5Aと0Aを行き来します。
菊水電子工業株式会社の電子負荷などだとこのような動きにはならなかったと記憶しています。(設定値が借りに0.6Aだとしても、0.5Aまで装置側で引っ張る)
これが一番厄介で、DCDCコンバータのテストをしているときにDL24で設定した数値未満の出力(電流・電圧・電力共に)になってしまうと急に負荷が無くなるのでコンバータのテストにならないです。

4.しばらくの間運転が停止する場合がある
小さな値、例えば0.01AやCRモードのkΩオーダーの大きな抵抗値を設定すると、数秒タイムラグがあって動作したりします。どのような基準かわかっていませんが、動作しない場合もありました。
動作しても、項目1のように不安定な動作になるだけですが。

5.操作音がうるせぇ
症状ではありませんが、ボタン操作のたびにピッピピッピ鳴るのでちょっとわずらわしかったり。


もしかすると個体差があるかもしれませんが、このDL24という電子負荷装置を購入する際の参考になってもらえると、と思いまとめました。
画面表示される電流値などの測定値の精度は良いようですが、個人的な総合評価としてはちょっとマイナス寄りですね。
(そもそも電子負荷というよりバッテリーの評価とかに使う製品?っぽいので電子負荷として評価するのは違うのか・・・?でもCVモードとかついてるし・・・)
設定値を満たす値を電子負荷で引けない場合、弱ったバッテリーの安全装置・・・?色々考えてみましたがよくわかりません。
PC版のソフトを使えばファームウェアのアップデートが出来るっぽいですが、肝心のファイルがどこで手に入るかわかりませんし、アップデートしてるのかすら見つかりません。
(PC版のソフトはAliexpressの商品ページにURLがあります。記載していいかわからなかったので載せていません。)
値段相応の商品だった、といったところでしょうか。

こういう測定器的なやつで値段を抑えるには、自作するかちゃんと筐体に収まってて測定器っぽい風貌のやつを購入した方が良いのか🤔


なんか海外でも盛り上がっているようですねwFET周りの簡単な回路図がありました。
www.kirich.blog