XL6009E1モジュールのイネーブル端子活用
amazonやaliexpressなどで安価で買えるこいつ。
XL6009E1搭載の可変型昇圧DCDCコンバータモジュール。
ものすごい時代になりました・・・こんなモジュールが百数円で買えるなんて。採算合うのでしょうか・・・?
このモジュール、購入してきた水耕栽培のLEDランプが大体12Vでは点灯できず便利でよく使うのですが、ON・OFF動作がFETとかリレーに頼ってました。
データシートを漁っていて
(データシートより引用)
イネーブル端子があることに気づき、活用してみました。
モジュールの配線をたどると、2番ピンと4番ピンが基板裏面でつながっていてVinの電圧がそのままENピンに乗っていました。
基板裏面の赤丸の部分のパターンを削って切り離します。
これで出力電圧が0になるはず、と思いきや普通に動作しています。
なんでや?と思いきや
Enable Pin. Drive EN pin low to turn off the device, drive it high to turn it on. Floating is default high.
イネーブル端子です。デバイスをオフにするにはENピンをローに、オンにするにはハイにします。フローティングはデフォルトでハイです。
(データシートより引用)
なるほど。デフォルトでは常に出力しているようで、ENピンをGNDに落とすと動作は止まりました。
が、Vinの電圧とおぼしき電圧が出力端子から出ています。
なんでや?と思いきや
(データシートより引用)
データシートの回路図ですが、 モジュールも部品の値は違うもののほぼ同等だろうと思っています。
まぁ、回路図的にコイルLとショットキーダイオードD1を通じて出力にVinの電圧が出ているのでしょう。出力につなぐのはLEDであり、Vfには全然満たないので、Vinの電圧がかかってもµAオーダーでも電流が流れていませんでしたので今回はよしとします。
あと、ENピンに電圧が乗っています。多分、内部でプルアップ?でもされているのでしょうか。ほぼVinの電圧が出ています。
今回はフォトカプラでON・OFFの制御をするので問題ありませんでしたが、回路によっては注意が必要そうです。
データシート見ていると、正負電源が作れたりするようで何かしら活用方法がありそうで面白そうな石です。
お仲間のLM2596S搭載の降圧モジュールにもイネーブル端子があるようですので、今度はこっちも手を加えてみます。こっちは逆にハイで動作停止ですね。
情報を漁っているとXL6009E1モジュールを使用してさらに高電圧へ昇圧をする試みをされている方を見つけました。
これは面白いですね!案外電流もとれるし、コンパクトに収まると・・・
今後、何かに使えるかも・・・