energy note

色々と勉強中なので備忘録として。

伝導度計の自作(3)

形になった伝導度計。

伝導度計の自作(2) - energy note で書いた通りの部品構成でやって

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こんな感じのセンサーを作りました。

(ステンレス線にLANケーブルの線をつなげて周りを接着剤とコーキングで固定)

測定は水道水に濃い塩水を少量ずつ添加して伝導度計と測定周波数の変化を見ました。

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測定結果ですが、部品構成や基板構成で数値が少し変わるかもしれないのと、周波数の測定はちゃんとした測定器ではなくPICのCCPで計測した値を使っているので、細かい測定値は今回は載せていません。(近似曲線引くためにX-Y軸逆にしています)また、今回は温度補正は考慮していません。

とりあえず、リニアではなく曲線的に変化していることがわかります。

一応いろいろとシミュレーションしてみたのですが、多分、たぶん、回路中のコンデンサを介して並列に入っている150kΩの抵抗の影響かなと思っています。

150kΩをなくせばいいんじゃないかとシミュレーションしてみたら発振しなかったので、まぁこの辺は3次関数くらいの近似曲線引いてプログラムで処理すればいいでしょう。

 

これでどうにか液肥の濃度をリアルタイムに計測して記録する機構が作れました。

できれば全自動で液肥を追加する機構もつけたいところですが、とりあえず最低限度の水耕栽培の制御機構を形にしたいので後回し。

 

※安い中華製の伝導度計ですが、とあるところからきちんとした値の出そうな伝導度計を借りることができ、確認してみたら、y=0.8xくらいの精度だったこともあり測定値は載せていません